【連載:ロングスカートの女性】エピローグ:第27話「突然の来訪」
ミオが突然家にやってきた。
別れの日、送ると言っていた合鍵がまだ送られてこずミオが持ったままだった。
「この前はごめんなさい、本当に悪いと思ってます。」
そんなことを言いにきたらしい。
酒に酔っていたので冷静な心理状態ではないと思うが。
別れた後の謝罪は微妙だ。
謝りたかっただけなのか、やり直したいと思ってのことなのかが人によって違うからだ。
ミオの場合、それは前者だったらしい。
やり直したいという思いは特にないのか、わからないと言っていた。
こっちは意味不明だ。理解できない。
もう婚活を再開してしまっていて仮交際している人もいるのだが、今ならまだ間に合う。
さあどうするのか、どうなってしまうのか。
ミオはそんなことを話しに来て、すぐに帰って行った。相変わらず理解できない人だ。
【連載:婚活再始動】第12話「成婚退会」
特定の相手とだけ交際をする期間を真剣交際ということは説明した。真剣交際をしていく中でプロポーズをし相手が受け入れると2人の間では婚約の状態となる。その状態となると結婚相談所は退会することになる。そのステータスを成婚退会という。結婚相談所へ登録している人はこのステータスを目指して活動をするのだ。
1.お見合い申込
2.お見合い成立
3.お見合い実施
4.仮交際
5.真剣交際
6.プロポーズ
7.成婚退会
このようにステータスが変化していく。
今までに2人と真剣交際まで進んだが、自分の気持ちが結婚したいというところまで高まっていない時点での真剣交際であったため、うまくはいかなかった。
次に真剣交際へ進む人は結婚したいと強く思う人を選択する。
そして、真剣交際に入ってからは結婚することを前提に、結婚後の生活やお互いの深い理解を進めていき、問題がなければプロポーズをする。
本当に一緒にいたいと思える人と、結婚という手段を用いて、幸せになるという目的を達成したい。
なお、成婚退会をすると結婚相談所の管理下からは外れるため、婚約状態から結婚までの期間は人それぞれに任せられるし、逆に婚約状態を解消することも個人間の調整で可能となる。
【連載:婚活再始動】第11話「真剣交際制度」
同時並行で何股をかけてもいい状態を仮交際ということは説明した。仮交際の状態から1人だけに絞りこみ結婚へ向けての真剣な交際へ移行することができる。その状態は真剣交際というステータスで管理される。真剣交際へ移行することが2人の間で決まると他の仮交際相手との交際を結婚相談所経由で終わらせるのだ。
1.お見合い申込
2.お見合い成立
3.お見合い実施
4.仮交際
5.真剣交際
このようにステータスが変化していく。
さて、現在のステータスは以下
申込まれた数:8人(内、お見合い成立3人)
申込んだ数:40人(内、お見合い成立1人)
仮交際数:1人
現在は真剣交際したいと思える人以外は
仮交際へ進まない(お見合いでお断りする)
スタンスを取ることにしているため
仮交際になる人は極少数になる見込み。
仮交際となっている方とはお互いの理解を
深めていき、結婚したいと思えたら
真剣交際への移行を申し込む予定
ただ、仮交際期間中は他の人とのお見合いは
並行で進めるし、仮交際も並行で進める。
【連載:婚活再始動】第10話「仮交際制度」
お見合いをし2回目以降会うことになると仮交際というステータスに切り替わる。
ルール上、仮交際中は何人でも同時並行が可能となっている。
仮交際期間中にお互いの理解を深めていく。
仮交際中となるとお互いに同時並行していることが普通となるため、相手の都合に深く立ち入ることはできない。忙しいと言われればその理由すら聞きにくいのだ。よって会話も制限される。異常に話しにくい環境の中でお互いを理解していかなければならないため、何気にコミュニケーションの難易度は高い。
この状況は気になる人が増えれば増えるほどストレスが溜まる。
その状態のまま、次へのステップが踏めない場合には婚活疲れがやってくる。
だからかもしれないけれど、お見合いでお会いする女性で疲れているように感じる人をよく見かける。
婚活開始当初は、会ってみて無理だという決定打が出るまでは並行で仮交際を続けていた。
でも、結局最初にピンと来た方以外には発展する様子もなかった。
それで取り組み方を変えた。
ピンと来た人以外、会わない。
ピンと来た人以外、仮交際にはしない。
一時期は月に最大10人くらいとお見合いしていたこともあったけど、それもやめた。
さて、婚活再始動から今のステータスは以下だ。
申込まれた数:8人(内、お見合い決定2人、見合い後不成立1人、お見合い拒否5人)
申込んだ数:40人(内、お見合い決定1人)
申し込んだ方から1人お見合いが決まった。
これはダメ元で申し込んだ人ではなく
何故申し込んだかわからない人の方だ。
やはり何故申し込んだのかわからない方
とのお見合いが決まる傾向は変わらない。
何故申し込んだ、そのときの自分よ。
まあ、こういうのが運命になるかもしれないしね。