連載
3月中旬、今季初の体調不良を発症。 週末病院へ行き、抗生物質をもらい、安静に過ごした。 体調不良の中、僕が側に居てほしいと思ったのは交際中だが実質破綻した状態にある人ではないあの人だった。 金曜日に体調を崩したことをLINEして、土日安静にしてい…
交際相手との交際を終わらすことをほぼ決めていた3月初旬、元ロングスカートの女性と会った。これで4回目。 今回は今までとはまた違っていた。前回までは僕が彼女の話を聞くのが中心だったが、今回は僕の話がメインになった。 気づいたら、同じ飲み屋でほぼ…
2月初旬に元ロングスカートの女性と会った後、交際相手と何度か会った。特に何をするわけでもなく淡々と会う回数を重ねていった。僕としては会うことがようやく当たり前になってきたなぁと感じ始めていた2月下旬、交際相手からの突然の申し出があった。 「3…
2017年11月初旬、2017年12月初旬からさらに間の空いた2018年2月初旬、元ロングスカートの女性と会った。3回目となる。 交際相手が出来た直後に物凄い違和感を感じていたがいったん収まったタイミングでの3回目。自分の未来を今の交際相手に絞ったわけでもな…
元ロングスカートの女性と会うのが3回目となる日の10日くらい前の2018年1月下旬、交際相手の親から 「交際するならまず会いたいから実家に来い」という半強制的な流れを受けて交際相手の実家を訪問した。 訪問すると何やら雲行きが怪しかった。歓迎はされて…
2017年12月初旬に会ったっきり連絡の途絶えていた、元ロングスカートの女性から突然LINEに返事がきた。2018年1月下旬頃のことだ。 「あけましておめでとうございます。連絡が出来なくてすみません。12月と1月は凄く忙しくて。やっと落ち着いてきました。」 …
2018年になった。あまり実感がない。 もう彼女とのことは過去の良い想い出にしなければ。こちらから「あけましておめでとう」とLINEしたが彼女からの返事はもちろんないままだった。そのうち意識もしなくなるだろう。時間が解決してくれるはずだ。 2017年に…
彼女と再会し、ちゃんとお礼でき感謝も伝えきれたので目的は達成したはずだった。 なのに何故だろう、達成感や満足感はなかった。残ったのは、彼女と二度と会えないだろうという想いと、彼女に会えない肥大した寂しさだった。 彼女に会いたい。凄く会いたい…
2017年12月初旬、僕らは再会した。 待ち合わせの時間に合わせて出張の土産を持参し待ち合わせ場所に向かった。 待ち合わせ時間を少し過ぎた頃、彼女は待ち合わせ場所にやってきた。 「遅くなってすみません」 そう言葉を発した彼女はどこか気まずそうに笑顔…
ウチに泊まり、スマホ探しに協力せざるを得なくなった彼女にもう一度だけ会ってお礼のしたかった僕は彼女へLINEを送った。 「今度、出張に行くんだけどお土産何がいいですか?」 予想通り、想定通りといっては元も子もないけれど、その送ったメッセージは未…
ロングスカートの女性との非日常的だった半日の後、すぐさま日常に戻った。 2017年11月は6人の女性とお見合いと2週間の国内出張をしたため、それなりに忙しい日々を過ごしていた。お見合いをさせていただいた女性たちはいずれもお綺麗でスタイルの良い方ばか…
スマホが見つかった時点で、もう僕とロングスカートの女性との間を繋ぐものは何もなくなっていた。 ウチに帰った僕はロングスカートの女性にスマホが見つかったことを伝え、たくさんの感謝とウチに引き止めてしまったことに対するお詫びをした。そして、通話…
ロングスカートの女性のスマホで自分のスマホがどこにあるか地図上で特定できたものの、その位置はどんどん移動していた。 家の近くを示していた地図上の印を目指し、全速力で走るも、車には追いつけなかった。スマホの位置はどんどん移動していく。自宅から…
家にも店にもタクシー会社にもなかった僕のスマホは果たして見つかるのだろうか。 藁にもすがる思いで、ロングスカートの女性から借りたiPhoneで「iPhoneを探す」機能を調べはじめた。 僕は「iPhoneを探す」アプリをインストールした記憶はなかったので、半…
スマホが見当たらず、昨日ウチに泊まったロングスカートの女性からスマホを借りて、昨日最後に行った店に電話をした。 「スマホが見当たらなくて、店にないですか?」聞いてみるも「ない」という返事 店との電話の直後、ふと思い出した。今日の夕方、お見合…
爆睡後、スマホを無くしたことに気づくが探しても探しても見つからない。 たぶん昼の12時頃目覚めてから3時間くらい探していた。そんな中、ロングスカートの女性の目が覚めた。 「おはようございます。昨日はありがとうございます。どうかしたんですか?」 …
朝4時半頃、ウチに帰宅した僕とロングスカートの女性は爆睡した。 僕が目覚めたのは昼の12時頃のことだった。 ロングスカートの女性はどうなったか気になって覗いたら、その時はまだ寝ていた。かなり疲れているのだろう、心行くまで寝てくださいませ、と思い…
「あの、ウチきます?」 一瞬張り詰めた空気が目の前を通り過ぎて、次の瞬間「うわ、何を言ってるんだ自分は」と冷静さを取り戻した。 その一言を取り消せるなら今すぐ取り消したい。タイムマシンで10秒前に戻れるなら誰か連れてって! そこからはもう、その…
民家の玄関ドアの前に座り込んでしまった酔っ払ったロングスカートの女性。心配になって声をかけるも想定どおりの警戒心こもった強い口調での返答。一度は居なくなったその女性が再び目の前に現れた。 もうすぐ自宅という場所でその女性はフラつきながら、も…
朝4時過ぎに民家の玄関ドアの前に座り込んでしまったロングスカートの女性、さすがに飲み過ぎたのだろう。 「気をつけて帰ってね、誰かに拾われてしまう前に」などと心の中で思いながら女性を横目に追い抜いた。 追い抜いた直後、やっぱり気になってしまい、…
2017年11月初旬、僕はいつものように独り、飲み歩いていた。 婚活をはじめてから10ヶ月、何度か会う人はいたものの進展が見られなかった。そんな現状に未来が見えなかった。薄い雲に包まれているような手探りの日々が延々と繰り返されていた。もやもやして、…