Junの徒然

思いのままに綴るブログ

【連載】第19話「3回目のバイバイ」

2017年11月初旬、2017年12月初旬からさらに間の空いた2018年2月初旬、元ロングスカートの女性と会った。3回目となる。

交際相手が出来た直後に物凄い違和感を感じていたがいったん収まったタイミングでの3回目。自分の未来を今の交際相手に絞ったわけでもなかったし、むしろ家族を含めて考えると交際がうまくいくとは考えられなかったので、うまくいかなかったらいかなかったで仕方ないという感覚もあり、元ロングスカートの女性に気兼ねなく会うことができた。

忙しかった12月,1月の仕事の話をしてくれたり、1月の最後に独りで温泉旅行に行った話を聞いたりしたことは覚えているが、自分が何を話したのかはあまり覚えていない。ただ、今回会うのが3回目だけど、毎回二度と会わなくなるかもしれない、最後になるかもしれないと思って会っていることは伝えた。同時にそれがすごく悲しくて嫌だという気持ちも伝えた。
元々知り合いでもなく友達でもない。付き合っているわけでもないし職場の同僚でもない。だから当たり前なんだろうけれど何故か嫌だったし、僕らはなんなんだろうという気持ちがわいてきはじめていた。何故会い続けてくれるのか聞いてみたら、LINEの返事を急かさないから、という理由だった。ちょっと意味を理解しきれずにいた。
確かにLINEの返事は遅いけど、返事が返ってこないと考えていたから、返事を急かさないというのはニュアンスが違うかもとは感じた。

今回は最初から居酒屋へ行き、食べて飲んで1件で終わった。2人で日本酒を勢い良く飲んだので1件で十分だった。

今回もバイバイする時間がやってきた。
1回目や2回目とは違い、3回目のバイバイは違っていた。

次もきっと会える。少しだけそんな気がしたんだ。
二度と会えないかもしれないという感覚は不思議と薄れていた。
次に会えるとしても1か月以上先だろうなとも感じた。
今回の出張のお土産を渡し、僕らは3回目のバイバイをした。
(続く)